皆様こんにちは。
「今週の注目デッキ」は、週に1度スタンダード・パイオニア・モダンのオススメや注目のデッキを紹介する記事となっています。
スタンダード
日本人ライバルズプレイヤーの井川 良彦選手が、MPLプレイヤーのJavier Dominguez選手を倒して見事に優勝を収めた、Red Bull Untapped。
この熱戦は、ティムール再生ミラーマッチによって繰り広げられました。
ティムール再生は『基本セット2021』加入前に開催された4つのプレイヤーツアーの内、3つを制したデッキであり、プレイヤーに「最強のデッキ」と認識されながらも、あらゆるトーナメントで勝ち続けています。
Red Bull Untapped Online予選優勝:ティムール再生 プレイヤー:井川 良彦 |
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デッキリスト |
4:《繁殖池/Breeding Pool》
4:《寓話の小道/Fabled Passage》
4:《ケトリアのトライオーム/Ketria Triome》
3:《ヴァントレス城/Castle Vantress》
3:《蒸気孔/Steam Vents》
3:《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
2:《爆発域/Blast Zone》
2:《森/Forest》
2:《島/Island》
1:《山/Mountain》
1:《神秘の神殿/Temple of Mystery》
29 lands
3:《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature’s Wrath》
2:《夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher》
1:《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
6 creatures |
4:《荒野の再生/Wilderness Reclamation》
3:《サメ台風/Shark Typhoon》
4:《発展+発破/Expansion+Explosion》
4:《成長のらせん/Growth Spiral》
4:《神秘の論争/Mystical Dispute》
2:《霊気の疾風/Aether Gust》
2:《焦熱の竜火/Scorching Dragonfire》
2:《否認/Negate》
25 other spells
4:《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》
2:《霊気の疾風/Aether Gust》
2:《否認/Negate》
2:《終局の始まり/Commence the Endgame》
1:《サメ台風/Shark Typhoon》
1:《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
1:《長老ガーガロス/Elder Gargaroth》
1:《ナーセットの逆転/Narset’s Reversal》
1:《焦熱の竜火/Scorching Dragonfire》
15 sideboard cards |
【MTGアリーナ用インポートファイル(ティムール再生)】
今週も依然としてオススメのデッキであることは揺るぎないですが、よりミラーマッチを意識した構成のリストがオススメでしょう。
井川 良彦選手のリストは、ミラーマッチに比較的強いリストであり、このまま今週末に使用しても全く問題ありません。

また、ティムール再生にどうしても勝ちたいのなら、再生ミラーに特化した4色再生もオススメです。
4色再生は、ざっくばらんに説明すると、「アンチ《荒野の再生》カードである《時を解す者、テフェリー》を採用したティムール再生」です。Red Bull Untappedでも、数々のティムール再生をなぎ倒して、Christian Calcano選手がトップ8に入賞しました。
Red Bull Untapped Online予選7位:4色再生 プレイヤー:Christian Calcano |
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デッキリスト |
4:《寓話の小道/Fabled Passage》
4:《ケトリアのトライオーム/Ketria Triome》
4:《ラウグリンのトライオーム/Raugrin Triome》
4:《寺院の庭/Temple Garden》
2:《繁殖池/Breeding Pool》
2:《ヴァントレス城/Castle Vantress》
2:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
2:《島/Island》
2:《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
1:《森/Forest》
1:《山/Mountain》
1:《平地/Plains》
29 lands
3:《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature’s Wrath》
2:《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
5 creatures |
3:《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
4:《サメ台風/Shark Typhoon》
4:《荒野の再生/Wilderness Reclamation》
4:《発展+発破/Expansion+Explosion》
4:《成長のらせん/Growth Spiral》
3:《神秘の論争/Mystical Dispute》
2:《否認/Negate》
1:《霊気の疾風/Aether Gust》
1:《焦熱の竜火/Scorching Dragonfire》
26 other spells
3:《陽光の輝き/Solar Blaze》
2:《敬虔な命令/Devout Decree》
2:《裁きの一撃/Justice Strike》
2:《帰還した王、ケンリス/Kenrith, the Returned King》
2:《幽体の船乗り/Spectral Sailor》
1:《霊気の疾風/Aether Gust》
1:《丸焼き/Fry》
1:《否認/Negate》
1:《神秘の論争/Mystical Dispute》
15 sideboard cards |
【MTGアリーナ用インポートファイル(4色再生)】
再生デッキ以外で活躍しているのは、バントランプです。
青緑白の強力なカードが多い現環境ゆえに、バントランプと一口に言っても様々な形が存在していましたが、最近はリストは洗練されつつあります。
ミシック帯で驚異の勝率を叩き出して1位になったOliver Tiu選手のバントランプのリストがこちらです。
ミシック1位:バントランプ プレイヤー:Oliver Tiu |
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デッキリスト |
1:《爆発域/Blast Zone》
4:《繁殖池/Breeding Pool》
4:《寓話の小道/Fabled Passage》
2:《森/Forest》
4:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
2:《島/Island》
2:《ケトリアのトライオーム/Ketria Triome》
2:《平地/Plains》
4:《寺院の庭/Temple Garden》
2:《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
2:《豊潤の神殿/Temple of Plenty》
29 lands
3:《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》
2:《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル/Jolrael, Mwonvuli Recluse》
4:《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature’s Wrath》
9 creatures |
3:《世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World》
2:《時の支配者、テフェリー/Teferi, Master of Time》
4:《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
3:《空の粉砕/Shatter the Sky》
2:《霊気の疾風/Aether Gust》
4:《成長のらせん/Growth Spiral》
4:《エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death》
22 other spells
1:《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
1:《ドビンの拒否権/Dovin’s Veto》
1:《長老ガーガロス/Elder Gargaroth》
3:《ガラスの棺/Glass Casket》
2:《ヘリオッドの介入/Heliod’s Intervention》
1:《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル/Jolrael, Mwonvuli Recluse》
3:《神秘の論争/Mystical Dispute》
2:《サメ台風/Shark Typhoon》
1:《空の粉砕/Shatter the Sky》
15 sideboard cards |
【MTGアリーナ用インポートファイル(バントランプ)】
《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》はバントランプの定番のカードになりました。そしてそれと相性の良い《ハイドロイド混成体》が入り、となれば《世界を目覚めさせる者、ニッサ》が増えるのも必然。
同じく新顔の《時の支配者、テフェリー》も、《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》と相性抜群ですね。

詳しいデッキガイドはご本人が執筆されています。
Bant Ramp Deck Guide – #1 Mythic, 89% Win Rate(記事は英語です)
パイオニア
《真実を覆すもの》が禁止か、《睡蓮の原野》とまとめて禁止か。どのコンボデッキが今回の禁止改訂で退場するのかという議論が飛び交っていましたが、蓋を開けてみればまさかの解禁。
モダンなどではあまり人気のあるカードではなかったため、禁止されてからは二束三文だった《ニッサの誓い》でしたが、一気に相場も跳ね上がりましたね。

《ニッサの誓い》は、《豊穣の力線》を主軸に据えた緑単ニクソスで一役買っていたカードでした。《ニクスの祭殿、ニクソス》の信心を稼ぎながら、《ニクスの祭殿、ニクソス》そのものや各種マナクリーチャーを探し出すこのエンチャントは、緑単ニクソスをとても安定させていました。
しかし、《豊穣の力線》と《むかしむかし》が禁止になった現代では、《ニッサの誓い》は安全と判断されたのでしょう。そしてこの判断は、正しかったと思います。
早速《ニッサの誓い》はパイオニアで結果を残しています。
パイオニアリーグ5-0:ケシスコンボ プレイヤー:BCS8995 |
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デッキリスト |
4:《花盛りの湿地/Blooming Marsh》
4:《植物の聖域/Botanical Sanctum》
1:《繁殖池/Breeding Pool》
4:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
4:《マナの合流点/Mana Confluence》
2:《寺院の庭/Temple Garden》
2:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
21 lands
4:《精励する発掘者/Diligent Excavator》
4:《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch》
4:《ギラプールの希望/Hope of Ghirapur》
4:《隠された手、ケシス/Kethis, the Hidden Hand》
4:《万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious》
1:《祖神の使徒、テシャール/Teshar, Ancestor’s Apostle》
2:《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature’s Wrath》
23 creatures |
2:《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》
4:《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
4:《モックス・アンバー/Mox Amber》
2:《テラリオン/Terrarion》
4:《ニッサの誓い/Oath of Nissa》
16 other spells
2:《突然の衰微/Abrupt Decay》
2:《悪夢の詩神、アショク/Ashiok, Nightmare Muse》
3:《致命的な一押し/Fatal Push》
1:《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》
3:《神秘の論争/Mystical Dispute》
3:《思考囲い/Thoughtseize》
1:《ゴルガリの女王、ヴラスカ/Vraska, Golgari Queen》
15 sideboard cards |
緑1マナ、伝説のエンチャント、マナ基盤の安定とくれば、誰もが《ニッサの誓い》をケシスコンボで試したくなるでしょう。
序盤はコンボパーツである《隠された手、ケシス》や色マナを探しながら、最終的には場と墓地を行き来する《ニッサの誓い》は、まさにケシスコンボのために生まれてきたようなカードです。

《空を放浪するもの、ヨーリオン》との相性も良好で、ヨーリオン採用の5色白日ニヴに《ニッサの誓い》が組み込まれているリストも既にあります。《ニッサの誓い》の解禁によって、パイオニア環境は大きく動くかもしれません。

一方、《ニッサの誓い》解禁前のメタゲームを牽引していたのは、ディミーアインバーターでした。《ニッサの誓い》解禁後もその強さは全く衰えていないでしょう。
ショーケースチャレンジ優勝:ディミーアインバーター プレイヤー:NOT__CLOSE |
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デッキリスト |
2:《詰まった河口/Choked Estuary》
4:《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4:《寓話の小道/Fabled Passage》
2:《異臭の池/Fetid Pools》
6:《島/Island》
2:《沼/Swamp》
4:《湿った墓/Watery Grave》
24 lands
4:《真実を覆すもの/Inverter of Truth》
2:《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
3:《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》
9 creatures |
3:《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》
1:《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
2:《検閲/Censor》
1:《塵へのしがみつき/Cling to Dust》
4:《時を越えた探索/Dig Through Time》
2:《取り除き/Eliminate》
4:《致命的な一押し/Fatal Push》
2:《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
4:《選択/Opt》
27 other spells
2:《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》
1:《悪夢の詩神、アショク/Ashiok, Nightmare Muse》
1:《集団的蛮行/Collective Brutality》
2:《肉儀場の叫び/Cry of the Carnarium》
2:《減衰球/Damping Sphere》
1:《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》
3:《神秘の論争/Mystical Dispute》
2:《否認/Negate》
1:《古呪/The Elderspell》
15 sideboard cards |
『基本セット2021』で《取り除き》が加入したことで、ディミーアインバーターは苦手な《試練に臨むギデオン》を克服しました。
手札破壊に強い《空を放浪するもの、ヨーリオン》デッキが相棒ルール変更によって弱体化され、《取り除き》が加入し、ディミーアインバーターは再びパイオニア環境のトップに躍り出ました。

今週末も、ディミーアインバーターは活躍するでしょう。
モダン
パイオニアと打って変わって、モダンは誰もが予想していた禁止改訂となりました。暴れ回っていた《アーカムの天測儀》がついに禁止されたのです。

ダブルマスターズにちなんで《欠片の双子》が解禁か、はたまた《出産の殻》かなど、憶測は飛び交いましたが、どれも外れ。ちなみに《欠片の双子》や《出産の殻》の相場が禁止改訂前に一気に上がったそうです。

さて、《アーカムの天測儀》の禁止を受けて、まず言えるのは《神秘の聖域》を擁するデッキの弱体化です。
これまでは3色デッキで《謎めいた命令》と《神秘の聖域》のハメを簡単に作り出していた氷雪コントロールですが、そのマナ基盤を支えていたのは《アーカムの天測儀》。これが禁止になってしまっては、容易に《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を出しながら《流刑への道》か《致命的な一押し》を打ちつつ、《神秘の聖域》をアンタップインすることはできません。

ここまでなら実現可能と言えるかもしれません。しかし、3色デッキで《神秘の聖域》を使いつつ、更に《廃墟の地》を入れるのは、かなり大変になりました。
《廃墟の地》と《氷牙のコアトル》に苦しめられていたデッキは、今回の禁止改訂を喜んで受け入れるでしょう。
モダンプレリミナリー5-0:エルドラージトロン プレイヤー:DREAMSOFASHIOK |
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デッキリスト |
2:《爆発域/Blast Zone》
1:《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4:《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
1:《幽霊街/Ghost Quarter》
1:《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds》
4:《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
4:《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
4:《ウルザの塔/Urza’s Tower》
3:《荒地/Wastes》
24 lands
4:《作り変えるもの/Matter Reshaper》
4:《現実を砕くもの/Reality Smasher》
4:《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
1:《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》
3:《歩行バリスタ/Walking Ballista》
1:《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
17 creatures |
4:《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》
2:《人知を超えるもの、ウギン/Ugin, the Ineffable》
2:《四肢切断/Dismember》
2:《次元の歪曲/Spatial Contortion》
1:《殴打頭蓋/Batterskull》
4:《探検の地図/Expedition Map》
3:《精神迷わせの秘本/Mazemind Tome》
1:《精神石/Mind Stone》
19 other spells
1:《歩行バリスタ/Walking Ballista》
1:《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
1:《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》
1:《罠の橋/Ensnaring Bridge》
1:《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
1:《液鋼の塗膜/Liquimetal Coating》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
3:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1:《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》
1:《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
1:《隔離するタイタン/Sundering Titan》
1:《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1:《倦怠の宝珠/Torpor Orb》
15 sideboard cards |
エルドラージトロンは『基本セット2021』で《精神迷わせの秘本》を獲得したことで強化されましたが、今回の禁止改訂で更に強くなったデッキです。
《氷牙のコアトル》はエルドラージトロンの天敵でした。

《氷牙のコアトル》は自身によるドローと接死によって、事実上《難題の予見者》を無効化します。《氷牙のコアトル》は《アーカムの天測儀》の禁止で早いターンに接死をつけるのは困難なになり、これは大きな影響と言えます。
《廃墟の地》がコントロールデッキで以前より使いづらくなったことは、当然エルドラージトロンにとって喜ばしいことです。

さて、《アーカムの天測儀》の退場でコントロールデッキは死んでしまったのかというと、そういうわけではありません。
《アーカムの天測儀》は容易な多色化を可能にし、多少の無茶を許容するカード。2色デッキならば《アーカムの天測儀》がなくとも《廃墟の地》と《神秘の聖域》を使えるのです。
モダンプレリミナリー5-0:アゾリウスコントロール プレイヤー:IMMANUELKANTROLGOD |
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デッキリスト |
2:《天界の列柱/Celestial Colonnade》
4:《廃墟の地/Field of Ruin》
4:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
2:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2:《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》
1:《大草原の川/Prairie Stream》
5:《冠雪の島/Snow-Covered Island》
2:《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
24 lands
4:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
1:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
5 creatures |
3:《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1:《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》
3:《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
2:《至高の評決/Supreme Verdict》
3:《謎めいた命令/Cryptic Command》
3:《否定の力/Force of Negation》
4:《大慌ての棚卸し/Frantic Inventory》
1:《論理の結び目/Logic Knot》
2:《マナ漏出/Mana Leak》
4:《選択/Opt》
4:《流刑への道/Path to Exile》
1:《のぞき見/Peek》
31 other spells
2:《霊気の疾風/Aether Gust》
3:《夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render》
1:《激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulk》
2:《天界の粛清/Celestial Purge》
1:《儀礼的拒否/Ceremonious Rejection》
1:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
1:《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1:《僧院の導師/Monastery Mentor》
3:《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
15 sideboard cards |
古典的な青白コントロールが、モダンに帰ってきました。《アーカムの天測儀》禁止前から使用者はいましたが、今後はコントロールデッキといえばまずアゾリウスコントロールとなるでしょう。

《アーカムの天測儀》の禁止によって《血染めの月》も以前より強力なカードとなりました。これまでは《アーカムの天測儀》を出すために基本土地をサーチするため、3色デッキにも関わらず《アーカムの天測儀》が入っているデッキには《血染めの月》はほとんど効かなかったのです。

またメタゲームの観点からも、《血染めの月》は注目です。《廃墟の地》を使いながら打ち消しや《夢を引き裂く者、アショク》を採用できる氷雪コントロールは、土地コンボに対して強かったため、《アーカムの天測儀》禁止により土地コンボは、以前よりもその勢力を増すと思われます。《風景の変容》デッキや緑トロンは、立ち位置が良くなるのではないでしょうか。

そうなると、土地コンボに対して強い《血染めの月》が活躍するのは明白です。
早ければ今週末、《血染めの月》の活躍が見られるかもしれませんね。
終わりに
そして最後に、本日の記事で何度か話題に上がった「相場」に関連して、とあるサイトの紹介をさせていただきます。
管理人のマルオ様の運営する『MTG Report』は、スタンダードからヴィンテージはもちろん、ヒストリックから統率者にいたるまで、あらゆるフォーマットのデッキリストを掲載しています。
デッキリストは日本語・英語に対応しており、MTGアリーナ・マジックオンライン、それぞれのインポートデータも用意されています。
すべてのデッキリストにはカードの相場価格が記載されている他、リストを画像で表示することもできるなど、膨大な量のデッキリストを様々な角度から楽しめるサイトとなっています。
特定のカードが使われているデッキを検索できるため、思いがけない素晴らしいデッキと巡り合えるかもしれません。
また、管理人のマルオ様は現役のエンジニアで、便利なツールの開発などに日々勤しんでいらっしゃいます。
今後、『MTG Report』はますます便利になっていくこと間違いなし!
要チェックのサイトです!
MTG Report
それではまた来週、今週の注目デッキでお会いしましょう。
[54] 名無しのイゼット団員 2020/07/02(木) 11:45:01 ID:I4ODkwNTY
3テフェ禁止を叫ぶ人間は多いのに
1マナ速攻先制攻撃メリット能力2つ持ちのぶっ壊れ勇者の禁止ニキいないのなんで?
[55] 名無しのイゼット団員 2020/07/02(木) 11:46:58 ID:I4ODkwNTY
別にぶっ壊れでもなんでもないから
[56] 名無しのイゼット団員 2020/07/02(木) 11:47:51 ID:E0NTEwNTY
※54
あのカードは別にぶっ壊れていなくて、本当にぶっ壊れているのはお前の頭だからだぞ。
いい記事だね
無駄に持ってた出産の殻が捌けてほんと良い小遣いになった
こういうのって読むのは一瞬だけど書くのって時間かかんだよね
乙と言わざるを得ない
コラ男子ー!
モダンの冬とかいわないのー!
wizardsちゃん可哀想でしょー!!
まあ金魚でいいよね
折角プレイヤーが管理人になったんだからもっとこう言う記事書いて欲しい
手間かかって大変だろうけど、こういう記事はありがたい。
パイオニアはただでさえコンボ環境だったのに余計ひどくなったなw
ニッサの誓いはpwの色拘束が緩くなりすぎって理由で禁止したのに、ランプ強化のためとか言って解禁なの意味不明すぎ
※5
つい数ヵ月前は猫一色のクソ環境だったしモダンはもうずっと冬だ
めっちゃいい記事だった
カード相場に触れてるのってあまり無いよね カードを株みたいに扱うのって間違ってるとは思う宗派だけど、そういう要素は切っても切れない話だし本音としては気になるところなので
良環境に期待!
バントランプのニッサが世界を目覚めさせるものになってますぜ
頑張って記事書いてるけど面倒じゃない?大会結果だけ載せればw?
禁止解禁で新環境を考察した記事出したところでグル速でまともに見る奴もプロでもなきゃこんな環境をまともにやる奴いないでしょ
環境についてはこのインフレ禁止方針を貫くのわかった
安易なコレブー絵違い商売も許す
でもカードの質をぐちゃぐちゃにするのだけは本当に今すぐやめてくれ
初期傷にエラープリントがこのまま続くと冗談抜きでパックが買えん
ホガークの夏
食物の秋
冠雪の冬
相棒の春
いい記事だった
たまにはこういう記事もよみたい
大変だろうけど、毎週書いてほしい
こういう記事を待ってたんだ
モダンホライゾンから続いた終わったモダンって空目した
素晴らしい記事!
大会結果書いておわりじゃあんまり寂しいじゃないか
嘘書いたらダメだろ出産の殻も双子の欠片もいつ一気に値段上がったんだよ
こういう記事欲しかったです
ぜひ継続していただきたい
管理人の色を出していくのは面白いからもっとやって
モダンで4色ヨーリオン使ってたけど天測義禁止は痛かった
やりますねぇ!
>《廃墟の地》を使いながら打ち消しや《夢を引き裂く者、アショク》を採用できる氷雪コントロールは、土地コンボに対して強かったため、《アーカムの天測儀》禁止により土地コンボは、以前よりもその勢力を増すと思われます。
この辺は盲点だったわ
いい記事じゃないの
金魚みたいにコラムを募れればいいけど。まあ個人サイトは難しいわな
ありがたやありがたや。
こういう個人の特色が出ている記事が読みたかったです。
今後も更新を楽しみにしています。
22
7月に入った辺りで値段上がってるよ
2倍前後ぐらいの変化をどうとらえるかは人次第かな
こんな感じでの自分での意見と環境への変化を記事にしてもらえると面白いね。
今後どういう風なメタゲームとなるかの視点も書いてあって読んでていい記事だと思う。
※22
晴れる屋の店員によると、禁止改定が近くなったら欠片の双子がよく売れるらしい。
あんまやってないフォーマットの環境記事面白かった。
書くの大変だろうけど月一くらいでやってほしい。
いい記事だな面白かった
やるじゃん
機械的に大会の結果や収録カードまとめるだけのサイトかと思ってた
急に大会結果以外のまともな記事を上げるのはやりますねぇ!
最近はコメントの罵り合いを見て楽しむぐらいしか無かったからね。
普段ぼろかすに言われてる管理人だけどやる時はやるんだな。
ちょっとだけ見直したよ。
イゼ速民による熱い掌返し
スタンのメタ回ってないじゃん・・・
39
環境末期だからメタなんて考えるな
スタン落ちする自分の好きなカードをとにかく回しまくれ
俺は毎日一回は6マナニヴ様を出すようにしてる
なんで雪玉が禁止になったのかようやく分かった
ありがとう
※11
投資が株だけって事は無いからトレカを投資対象として見る人いても不思議じゃないし凄腕プレイヤーなんだろうな位にしか思わない
切手やコイン、古美術を投資対象にしてる人もいるし美術品なんかよりよっぽど投資対象に向いてしなるべくしてなってる感ある
42
ないよ
モダホラから続いた冬とは言い切ったな…
まぁ実際にはそうだけどw
モダンのためのセットでモダンに冬をもたらすとは…
ウルザもはよ禁止にしてくれ
ファクトデッキ全てがウルザデッキの下位互換になるんだ
「モダンホライゾンから続いた冬が終わった」という表現は氷雪デッキの終焉を意味してる?
イゼットのゴブリンに知識を与えてるみたいで草
モダホラ、モダンを拡張させるつもりがあまりにカードパワー高すぎて実際は環境のデッキを狭めるだけに終わった失敗作になってしまったな。
下環境を意識したセットなんか作らないで今まで通り1セットに1.2個デッキが増えるくらいが丁度いいんだよ
読んでて楽しかったです
これからもこういう記事は書き続けてほしい
後知恵だと最初から時のらせん2のままの方がよかったな
話変わるけどスタンで夏の帳撃っていいのって僕だけですか?
欠片の双子がモダンで解禁されるのは0マナで唱えられる刹那持ちのエンチャント破壊が刷られるまで無理だな
いきなりどうしたと思ったら宣伝記事かよ
毎度このクオリティはキツいかもしれんがそれでも上位プレイヤーの見識が知れるのはありがたい
まぁゆうやんは上位じゃないんだけどな
本当に冬はモダンだけなんですか(小声)
毎週……?
56の名前と実力を知りたい。。
そりゃあ鳴かず飛ばずだからな
ほーいいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので
楽しかった。お疲れさまです。
某開封芸人もそうだけど、スパイクの面から見て解禁されるだろうって言う奴多いんだよな
年々生物の質がバグってるのに殻なんか一生解禁されないし、そもそも4キルコンボが強かったという理由だけで禁止されていない双子解禁とか言ってる奴もいるし
イゼ速で久しぶりに記事らしい記事を読んだ
素晴らしい
深みのマーフォーク
この質の記事を毎週書いてくれるなら
大会結果は決勝だけ載せてあとはリンク載せてくれれば、別タブで開きながらここでコメント出来るから十分。
記事乙
自分とこの管理人に[様]をつけちゃうやつね
管理人が変わった頃に「こういう質の高い記事が沢山出てくるようになるなら良いな」て言われた頃にあった様な濃い記事で良かった。
なんだ最近記事の傾向変わったな
ゆうやんから管理人すり替わったか?
いやまぁプレイヤーだから大会ある時はデッキ作成で忙しいからこういう事やる暇無いのは分かるけど
こういう素敵な記事をぜひ増やして欲しいです
※63
殻と双子が許されるならむかしむかしとか禁止になってないと思う
テキスト読むだけでも便利過ぎるもの
パイオニアはトップメタにコンボデッキ4種とかいう凄い時代になったな
今まで2種以上のコンボデッキが上位メタにいた事自体どのフォーマットでもほとんど無かっただろうに
新カードと大会結果とちょろっとしたニュースを載せるだけのサイトだと思ってたわ
今まではタイトルだけ読んでそれで内容把握して終わりだったけど
こういうのは読み応えあっていいですね
初心者質問ですまないが教えてくれ
アーカムの天測儀
ってどんな感じで強いんだ?
禁止にするほど暴れるようなカードには見えないんだ
>>75
おれも初心者だけど
1枚引くのがかなり偉い、アド損なし
色事故のリスクを1マナでかなり下げてくれる
軽いアーティファクトってことでこれまた悪さしやすい
マナフィルターにキャントリついてたらどんな多色デッキにもとりあえずぶち込めちゃうから、多様性がなんちゃら~ってことだと思う
強い弱いって言うより万能すぎて禁止的な?
キャントリでデッキ圧縮、多色化容易にする、氷雪パーマネントと強いことしか書いてねぇな?
※75
モダホラ以前のモダンはフェッチ+ショックで、多色コンは多かれ少なかれペイライフがきついせいでバーンが苦手、血染めの月や廃墟の地が刺さる、そもそもマナベースに無理がある(特に青トリシンのクリコマ)って弱点を抱えていた
アーカムはその辺の多色デッキの弱点をまとめて完璧な形で解消し、ついでにウルザやコアトルに対する最高の強化パーツだった。最終的には対策が窒息や沸騰になるくらいには冠雪島が増えまくった
しかもゲームを決定づけるようなカードでもないから打ち消したり対策するだけアド損する地味なカードだから鬱陶しいのを承知でスルーせざるを得ない
長くなったので端的に言うと、多面的にデッキの安定性を保証するモダン最強の潤滑油だった
天測儀「潤滑油です」
フレーバー的に氷雪土地嫌いで使いたくなかったし嬉しいわ。
なんかデッキに青いフレーバー足されてるみたいで嫌なんだよね。氷も雪も青のカラーパイだと思うし。
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