[PR]年末年始は別次元で団欒!?多人数戦製品『Planechase Anthology』で遊んでみた
2016年も残り半月ほどになった今日この頃、皆様どのようにお過ごしでしょうか。
さて、年末年始といえば遠方や海外で過ごされる方々ももしかすると結構いらっしゃるかもしれません。人気なのは沖縄?ハワイ?寒い冬に南国、確かにどれも悪くありません……ですが今回は趣向を変えて「別次元」、なんていかがでしょう。
『Planechase Anthology』とは
ご紹介させていただきますお得な旅行パックはこちら、『Planechase Anthology』!過去に発売された『プレインチェイス』『プレインチェイス2012』の次元カードと『プレインチェイス2012』の4デッキが一度に再録された、手に汗握る多人数戦「プレインチェイス」を手軽に楽しむことが出来る素晴らしい製品です!英語版しかないのが玉に瑕ですが、そこはそれ、高度に発達した情報化社会に感謝。やはりインターネットは良い文明。そして気になる中身はこんな感じになってます。
収録内容(MTG日本公式サイトより引用) ○『プレインチェイス2012』で登場した構築済みデッキ(レア・カード8枚を含むカード60枚入り) 4個 |
デッキは『プレインチェイス2012』より続唱がテーマの「混沌の支配」、忍術がテーマの「忍者の夜」、貪食がテーマの「始原の飢え」、族霊鎧がテーマの「凶暴なるオーラ」の4つを収録。《断片無き工作員》や《悪意の大梟》、《コーの精霊の踊り手》などの優秀なカード達も入っていますので、みんなで遊び終わった後は各種パーツを構築デッキの強化に使っちゃうのも勿論アリです。
プレインチェイス戦で次元を巡る旅へ
マジック:ザ・ギャザリングの根本的な設定としてプレイヤー自身も次元を渡る能力を持ったプレインズウォーカーな訳ですが、一般的なフォーマットではあまりそれを実感することはありません。ですがこの製品を使って楽しめる「プレインチェイス戦」ではさながらゲートウォッチメンバーのように各次元を巡りつつ戦うことが出来るのです!それを可能にするのがこの次元カード達。
▲ヘッドデザイナーであるマーク・ローズウォーター氏が「回帰する可能性の低い次元」として挙げることの多い次元神河の《水面院》。帰らないなら自分達で行ってしまえばいいじゃない。
次元カードは言ってしまえば「ダイスで当たりが出たらテキストの変化する、戦場を離れることのない力線」のようなもの。それぞれが誘発型能力や常在型能力、そして次元ダイスがカオス・シンボルを示した時に誘発する能力などを持っています。各プレイヤーは自分のメイン・フェイズに6面の次元ダイスを振ることができ、プレインズウォーカー・シンボル面が出れば新たな次元に移動、カオス・シンボル面が出ればその次元特有の事象が発生する、という訳です。ただし、次元を巡る旅が安全ばかりとは限らず……。
▲現象カード《次元域の災難》に遭遇してしまうとなんと全てのクリーチャーが消し飛んでしまう。これにはゴチャゴチャした盤面が苦手な特定の人々も思わずニッコリ。
次元カードの代わりにこのような「現象カード」がめくれることも。他にも次元を任意に変更する、誰かがプレインズウォークするまで次元ダイスの空白がカオス・シンボル扱いになる、パーマネントを全て入れ替える、全員がカードを4枚引くなどなど……ゲームを掻き回すエキサイティングな事件の数々が貴方を待ち受けています。
ルール解説
プレインチェイス戦はカジュアルフォーマットなのでこれを厳密に守る必要はないのですが、一般的に使用されるのがこちらのルール。
○プレイヤーはそれぞれ通常のデッキ(推奨フォーマットは存在しないのでコミュニティで合意を取ろう)の他に10枚以上の次元カードと2枚までの現象カードで構成された「次元デッキ」を用意する。その際、次元デッキに同じ名前のカードを入れてはならない。 ○次元デッキは無作為に切り直した後に統率者領域に裏向きのまま配置する。 ○マリガンチェックの後に開始プレイヤーが次元デッキの一番上にあるカードを表向きにしてゲームを始める。 ○アクティブ・プレイヤーはメイン・フェイズにソーサリー・タイミングで次元ダイスを振ることが出来る。この処理にスタックは用いない。プレインズウォーカー・シンボルが出れば現在表向きになっている次元カードを裏向きにしてオーナーの次元デッキの一番下に置き、自分の次元デッキの一番上のカードを表向きにする。これを「プレインズウォークする」という。カオス・シンボルが出れば該当する各カードのテキストが誘発する。 ○次元ダイスは1ターン中に何回でも振ることが出来るが、同一ターン中における2回目以降は順次追加マナ・コストがかかる(2回目なら(1)、3回目なら(2)……)。 ○現象カードに遭遇した場合も、そのテキストの処理が終了した段階でそれを裏向きにしてオーナーの次元デッキの一番下に置き、自分の次元デッキの一番上のカードを表向きにする。 |
他にも複数の次元カードが同時に表向きになる「大乱闘戦プレインチェイス」やチーム戦を楽しむ「双頭巨人戦プレインチェイス」、複数人が1つの次元デッキで遊ぶ「単一次元デッキ」などが代表的な変則ルールです。公式サイトの紹介記事では上記の一般的なルールを使用しているため、本記事では今回奇をてらって「単一次元デッキ」ルールで遊んでみたいと思います。いざ実戦!
「単一次元デッキ」ルールで遊んでみた
単一次元デッキルールの場合は自分のデッキと各次元の相性を考慮することがほぼ不可能なため、よりパーティーゲーム色が強くなります。人数×10枚以上の次元デッキ(うち現象カードは人数×2枚まで)を構築したら早速ゲームスタート!撮影に協力してくれたAとMとT、ありがとう!さて、気になる最初の次元は……。
じゃん!次元ラヴニカの《プラーフ》へプレインズウォークします!アゾリウスギルドの本拠地ランド《秩序の尖塔、プラーフ》でご存じの方も多いはず。
《プラーフ/Prahv》 次元 – ラヴニカ このターン、あなたがいずれかの呪文を唱えた場合、あなたはクリーチャーで攻撃できない。 |
開幕はなんとも平和な次元へ。
今回私が選択したデッキは「忍者の夜」。ブロックされない《苛まれし魂》に軽量の忍術とバウンス能力を持つ《霧刃の忍び》、土地に装備に除去となかなか悪くない初手なのですが、デッキの構成上どうしても打たれ弱くここでカオス・シンボルを出して回復しておけばこの後のゲーム展開が一気に有利になるはず。なので……おりゃ!
《水銀海/Quicksilver Sea》 次元 – ミラディン あなたが水銀海にプレインズウォークしたとき、またはあなたのアップキープの開始時に、占術4を行う。 |
かつてヴィダルケンが住んでいた都市、ルーメングリッドを囲む《水銀海》に到着。どれどれ、この次元に移ったときとアップキープの開始時に占術4と……カオス・シンボルでマナ・コスト踏み倒し!?軽量クロックと忍者で固めたこちらと違い、他のデッキには巨獣が盛りだくさん。これはやってしまった感がありますね……。今回は単一次元デッキルールを採用していますが、通常ルールで遊ぶ場合は自分のデッキを重いカードばかりで固め、この《水銀海》を狙ってみるのも面白いかもしれません。
その後も次元ローウィンにあるキスキンの村《ゴールドメドウ》で0/1の羊トークンまみれになってゲームが硬直したり……。
《ゴールドメドウ/Goldmeadow》 次元 – ローウィン 土地が1つ戦場に出るたび、その土地のコントローラーは、白の0/1のヤギ・クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。 |
かと思えばキンシャラなる謎の本編未登場次元の都市《Tember City》に突入して一気にダメージレースが加速したり……。
《Tember City》 次元 – キンシャラ プレイヤーがマナを引き出す目的で土地をタップするたび、Tember Cityはそのプレイヤーに1点のダメージを与える。 |
見慣れた次元アラーラのバントに辿り着いてちょっぴり安心したり……。
《バント/Bant》 次元 ― アラーラ すべてのクリーチャーは賛美を持つ。 |
様々な次元を渡り歩きつつ、戦いは『ホームランド』の舞台となった次元ウルグローサの《暗き男爵領》にて佳境を迎えます。Aの盤面には様々な族霊鎧と自身の能力で膨れ上がった《もつれ樹》が、Tの盤面にはオーラを剥がす《虚無魔道士の代言者》が、Mと私の盤面には大量のクロックが並び、まさに一触即発。
《暗き男爵領/The Dark Barony》 次元 – ウルグローサ 黒でないカードが1枚いずれかの領域からいずれかのプレイヤーの墓地に置かれるたび、そのプレイヤーは1点のライフを失う。 |
この時点で私のライフはなんとたった1点(「タソガレさん本当に多人数戦ヘタクソですね」とはMの談。うるせぇ)。このまま《暗き男爵領》にいては皆に攻め込まれた段階で即座に敗北してしまいます。決死の覚悟でマナを払い、複数回の次元ダイスロールに挑戦!するとめくれたのは……。
攻撃を制限する《天界闘技場》に到着!「命」を「運」んでくると書いて『運命』!
《天界闘技場/Astral Arena》 次元 – コルバハン 各戦闘では、2体以上のクリーチャーでは攻撃できない。 |
M「あ、次元ダイス振ったら《トレイリア西部のアカデミー》行っちゃいました」
《トレイリア西部のアカデミー/Academy at Tolaria West》 次元 – ドミナリア あなたの終了ステップの開始時に、あなたの手札にカードが無い場合、カードを7枚引く。 |
M「そのままブロッカー焼いてタソガレさんに攻撃いいすか」
私「……お前らを始末しようと思えばいつでもライフをゼロにすることはできた……やらなかったのは単に私が『戦い』の嫌いな性格だったからだ……『闘争』は私が目指す『平穏な人生』とは相反しているから嫌いだ……」
M「お疲れ様でした」
私「…………」
M「テーブル広く使いたいんで片付けてもらってもいいすか」
Mよ、絶対今度泣かせてやる。
最終的にゲーム終盤までほぼ静観を続けていた「始原の飢え」デッキ使いのTがゴブリンや蜘蛛のトークンを《踏み荒らし》で強化してまさかの優勝。多人数戦における生存要素『パッと見強くなさそう』を最後まで貫いた、まさに作戦勝ちでした。
年末年始は次元旅行!
いかがでしたでしょうか。競技とは違ったカジュアルな楽しさ、面白さが少しでも伝わっていれば幸いです。年末年始は是非とも地元のマジック仲間を集めて刺激的な多次元跳躍ゲーム「プレインチェイス戦」を遊んでみてください。それでは!
関連リンク
『PLANECHASE ANTHOLOGY』 – MTG米公式サイト
Planechase Anthology – MTG日本公式サイト
こちらマジック広報室!!:こたつのおとも!? 年末年始は『Planechase Anthology』を遊び倒そう! – MTG日本公式サイト
プレインチェイスはいいぞ、スタンやカジュアル統率者のデッキを使っても面白い
逆にレガシーとかガチ統率者のデッキは早すぎて向いてないかな
プレインチェイスはMTGを使ったパーティーボードゲームって感じ
コズミックエンカウンターとかに先祖帰りしてる
たまにアプリでやってるわ
スタンでやるのが一番面白いかもしれない
身内のノリが合えば楽しいよねほんと
EDHでたまにお遊びで次元使うよ
貴重なアンタップインマナファクトだーって赤単とかがメインから《砕けたパワーストーン》使ってたりしてて面白い
M氏のタソガレさんに対するぞんざいな扱いに草不可避
リミテッドのデッキで遊ぶのが一番楽しいと思う
構築デッキじゃ最適化されすぎててあんまりマナも余らないし
いいから日本語版をさっさと刷ってくれ
こういう記事もいいね
これがデンジャラスイッチちゃんですか
日本語版でも出してくれたら普通に買うんだけどなぁ…。
アーチエネミーも出してほしい
「無限への階段」は入ってるんだろか
プレインチェイスは単一次元デッキが普通だと思ってたけど違うんだな……
さあ、みんなもプレインチェイスを買おう^^
新鮮な4部ネタを使用している、+114514点
英語版でもそんなに問題にもならんやろ
英語だからって拒絶反応出しすぎ
※16
拒絶反応うんぬんよりもなぜアンソロジー系だけ英語版のみの再録なのかについて言ってるんだけどね…。
ましてやプレインチェイスはもともと日本語版でも出してたし。
それに日本語版のほうが効果とかの確認がスムーズじゃん。いちいち口で説明するよりも見てもらったほうが早いし。
収録次元カード、プロモも入ってるんだ。
ちょっと欲しくなったね。
日本語出してくれェ~~~~
次元カードは普段使わないような言い回しが含まれるから、日本語版が欲しいのはよく分かる
吉良吉影で草
付属の次元ダイスなんとかしてくれ
あのダイスでカード凹んだ
宣伝乙wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
って言いたいとこだが日本語あればええのになー
タソガレくんとプレインチェイス戦遊びてえなぁ・・・
貴様!見ているな!
年末年始は友達で集まることも多いだろうしいいですねえ
※22
興奮してくるとあるある
雰囲気はいまいちでも普通の小さくて軽いサイコロの出目1と6で代用するのが安全かも
次元カードもうちょっと大きくしてフレーバーテキストが欲しい。
生達の池やターリ島みたいなカードは素晴らしいトップダウンだけど設定知らないと意味不明な次元もあるからね。
ゼンディカーのカオスシンボルで7/7エルドラ出す次元でエルドラ量産して
自分の運の良さに調子づいてたら生物フルタップされ全員からボコられて瞬殺された。初めてヘイト管理の重要性を学んだときだった