「Team UNITE」インタビュー:アカツキのメンバーとTeam UNITEの選手。2つが混じり合い、日本のeスポーツ産業を発展させていく
2020年、8月6日。
マジック界に新たな風が吹き込みました。
以前に当サイトでも紹介した通り、株式会社アカツキが、eスポーツ実業団「Team UNITE」を立ち上げ、その第一弾タイトルとして「マジック:ザ・ギャザリング」が取り扱われることが決定したのです。
企業がマジックプレイヤーをスポンサードする試みはこれまでに何度も行われ、日本でもその活動は活発的でした。
ですが、eスポーツ実業団の一員としてマジックプレイヤーを迎え入れたのは、初の試みとなります。
「八月のシンデレラナイン」をはじめ、数々の有名ゲームを手掛ける株式会社アカツキが、eスポーツ業界の更なる発展を願って発足したeスポーツ実業団「Team UNITE」。
今回はチームのスターティングメンバーとして臨む井上徹選手、森山真秀選手に、インタビューを試みました。
eスポーツ実業団「Team UNITE」に入って
――Team UNITEのお二方、改めて本日はよろしくお願いいたします。
井上・森山(以下敬称略)「よろしくお願いいたします!」
――Team UNITEでの活動について、改めて簡単にお聞きして良いでしょうか?
森山「午前は他のアカツキの社員の方と同様、ゲームのバランス調整などの仕事をして、午後はマジックの練習をしています。」
――マジックの練習も業務の一環となっているわけですね。
井上「そこが実業団としての大きな特徴ですね。1日の生活リズムが大きく変わりました。」
――お二方とも、前職は今と全く異なる業種だったのですよね?
森山「そうですね。僕は銀行に勤めていましたから、マジックどころかゲームとも一切関わりがありませんでした。」
井上「僕はシステムエンジニアでしたが、全く同じです。」
――マジックが仕事の一部になる生活はいかがですか?
井上「練習量が増えたことは、単純に良いことですね。これまでは仕事が終わって家に帰って、夜からやっと練習…だったのが、午後から練習に入れますからね。」
森山「全く同意見です!」
井上「でもマジックが仕事になったことで、その二つに区切りがなくなったから、そこはきちんと意識する必要があると感じました。今までは仕事と時間が分かれていたからこそ、勝手にバランスが取れていたんですよ。」
――マジックをやりすぎるのも良し悪しと。
井上「言うなればそうですね。マジックへの意識が仕事に変化したということは、一日に十何時間も仕事をする生活になったとも言えますから。」
――なるほど。森山さんはいかがですか?
森山「間違いなく練習量は増えていて、それは本当にありがたいことですね。ただ当然ながら、以前よりもマジックにかける時間が増えたので、プレッシャーもありますね。」
――やはりあるんですね。
森山「それはもう(笑)。でも悪い意味でのプレッシャーではないんです。頑張らなくちゃ、という気持ちが以前より強くなったと言いますか。」
――以前、ということですが、お二方はそれぞれ以前は別の企業からそれぞれスポンサードを受けていましたよね。その時から何か変化はありますか?
井上「会社の一員となっていることもあって、応援してもらっているのを間近で感じられますね。すごくモチベーションになります。」
森山「すごくわかります。僕はアカツキに入るまでは島根にいたんですけど、その時は応援されている感覚が薄かったんですよね。でも今は直接声をかけていただくことが多くて、嬉しい限りです。」
――eスポーツ実業団の第一期メンバーですから、やはり皆さんからの期待も大きいのですね。
森山「ありがたいことに。だからアカツキ、Team UNITEの看板を背負う立場になったという意識は強く持っています。こういうところも、良い意味でのプレッシャーですね。」
2つの仕事
――Team UNITEでのマジックの仕事と、アカツキでのゲームの仕事。2つを同時にこなしているわけですが、それぞれの業務に親和性はありますか?
森山「さっきもちょっと話しましたが、僕の前職は銀行員でした。だから当然、仕事とマジックに親和性は全くありませんでした。それこそ、海外で賞金を取った時の税金の支払いで少し役に立つぐらいでした(笑)」
――それはまた局地的ですね(笑)。
森山「そのため、アカツキの業務についてから、日々その親和性に驚いています。例えば業務で、AとBを組み合わせたら強いということにすぐ気がつくんです。それだけでなくて、AとBもいいけど、CもDもよくて、もしかしたらBとDもいけるんじゃないか、みたいな。マジックをプレイしている時に使うゲーム力を、仕事でも使えるんです。だから日々、マジック力が仕事でも鍛えられてると感じます。」
――マジック力がゲーム業務に活き、またその業務によってマジック力が更に高まっていると。井上さんはいかがですか?
井上「僕の場合はアウトプットの機会が増えたことが大きいです。ゲームのバランス調整などをして、それを文章にして報告を行うんですけど、今まではこうして自分の考えや体験を文章にする機会ってなかったんですよ。」
――そういえば、井上さんはこれまであまりマジックの記事を執筆されていませんでしたね。
井上「ええ。なんとなく苦手意識があったんですよね。でも業務でアウトプットをしていく内に、意外とイケるなって思って(笑)。今は業務内容をアウトプットするだけですけど、もしかしたらマジックでも今後は色々なことをアウトプットできるんじゃないかなって」
――井上さんの解説記事が読めるかもしれないと。
井上「ご期待ください!」
今後の活動
――井上さんの活動の幅が広がりそうとのことですが、他の形での活動も今後は増えていくのでしょうか?
井上「Team UNITEでの動画コンテンツを予定しています!生配信についてはまだちょっとなんとも言えませんが。」
――どのような動画になるのでしょうか?
森山「MTGの対戦動画とかそういった形以外にも、様々なものを模索しています。Team UNITEは株式会社アカツキのチームです。だから、アカツキを知っていて、マジックを知らない人たちに、マジックをアピールするチャンスだと思うんです。」
――マジックを認知してもらう動画にしたいと。
森山「そうですね。対戦動画は現役のプレイヤーのためだと思っているので、どちらかというと、これから始めようとするプレイヤーや、僕らを通じてマジックに興味を持った方々に届く動画を作っていきたいんです。」
――具体的にはどんな動画をお考えですか?
森山「それは今まさに話し合いをしているところです。なので今はなんとも言えませんが、楽しみにしていただけたら嬉しいですね。」
――楽しみです。例えば、現在募集しているApex Legendsのメンバーとの絡みなども可能性としてはあるのでしょうか。
井上「もしかしたらあるかもしれないですね。僕らはマジック部門とかで分かれるわけではないですから。Team UNITEとして活動していくので、他のゲームのメンバーと共演することも考えられます。」
――銃を撃つ森山さんが見れる可能性も…?
森山「コーチなどに相談してみます(笑)」
片山コーチ
――本日はいらっしゃらないですが、片山コーチとは普段どのようなコミュニケーションを取られているのですか?
井上「業務上は上司に当たるので、仕事の話はもちろん、マジックの相談もさせてもらっています。」
――片山コーチは世界選手権の団体戦で準優勝した経験もある、元プロプレイヤーなのですよね。
森山「ええ、とてもすごい方です。日々勉強させていただくことばかりですよ。」
井上「選手として活動されていたので、僕らの事情を察してくれるんですよね。練習時間とか、大事な時期とか。」
――選手2人のマネージメントも担っているのですね。
井上「本当に助かっています。アカツキの方々はみんなゲーム好きですから、もちろんゲームの難しさも理解していて、勝つためには練習が必要だということはわかっています。」
――ゲームに造詣が深くないと、なかなかわからないことですよね。
井上「でも具体的にどれぐらいの練習が必要とか、大事な大会の前のデリケートな事情まではどうしても把握できません。片山コーチが間に入ってくれるおかげで、僕たちはスムーズに業務にもマジックにも打ち込めるんです。」
――マジックの実力もさることながら、培ってきた経験があらゆる面でお二人のサポートになっていると。
森山「本当に助かっています。今は新型コロナウイルスの影響もあって中々会ってお話して…というのは難しいですが、今後会う機会が増えれば、マジックを教えていただくことも多くなると思います。」
井上「大きい存在です。コーチがいてくれてよかったと思うことばかりですね。おかげさまで業務も練習もいつもスムーズです。」
Team UNITEの目標
――今後の目標についてお聞きしても良いですか?
井上「短期的な目標は、当然マジックで勝つことですね。世界大会で優勝すれば、Team UNITEの名前をアピールできますから。」
――長期的な目標もありますか?
井上「eスポーツの実業団はまだ前例が少ないので、Team UNITEの初期メンバーとして活動していくことで得られる経験を、この先入ってくるであろう2期生以降の活動に活かせるよう、チームにしっかりフィードバックしていける存在になりたいと思います。」
――ありがとうございます。森山さんはいかがですか?
森山「そうですね。マジックで勝ちたいのはもちろんですが、やっぱり会社とチームの看板を背負っているので、僕の活躍でTeam UNITEの名を世界に知らしめたいです。」
――大きな目標ですね!
森山「一期生の僕らが活躍して、マジック、Apex Legends、そしてもっとたくさんの部門ができて、eスポーツ界を大きく盛り上げること、それが目標です!」
井上「最終的な目標は、やっぱりそこだよね。そのためにもまずは僕らが頑張らないと!」
森山「頑張りましょう!」
eスポーツ実業団という新たな世界に飛び込んだ井上選手と森山選手。
仕事とマジック、これまで切り離していた2つが混じり合うことになったお二人ですが、そこに迷いや不安は感じられませんでした。
それはTeam UNITEの目指す未来と選手たちの未来が、まっすぐ同じ方向を向いているからでした。
すなわち、eスポーツ産業の発展への貢献です。
近い将来、日本でeスポーツ産業が更に発展し、その中心にはTeam UNITEがあり、井上選手と森山選手が、たくさんの選手と共に活躍する。
そんな未来が確かに見えるほどのとても力強い意志が、両選手から感じることができました。
また、Team UNITEは、マジック:ザ・ギャザリング部門の第二期メンバーの募集を発表!(Team UNITE運営レターより)
募集時期、募集要項については、10月~11月を目途にTeam UNITEの公式ホームページやTwitter(@TEAMUNITE_JP)などで今後発表されるとのことです。
森山選手と井上選手と共に、Team UNITEとしてeスポーツ産業を盛り上げるチャンスです!最新情報をお見逃しなく!
Team UNITE – 公式ホームページ
Team UNITE – Twitter
コーチって何するんだ?
常々思うんだがカードゲームをEスポーツというのに違和感あるなあ
格ゲーとかFPSみたいにリアルタイムで戦況動かないからスポーツ感を感じない
スポーツの語源調べろ定期
片山の顔と乳首すきだなぁ
※2
マジでそれ
企業に就職して、働きながらそこの企業チームでMTGするのがプロという事になると
社会人野球とか全員プロという事になるので何か違和感がある。
※2
スポーツの定義に競技性の有無は関係ないのだよ
銀行員やめてゲームの世界はまさに人生の分岐点だね。
ぶっちゃけたところ給料面はSEや銀行員の時と比べてどうなるのか気になる。
モチベーションあっても先立つものは金よな
ルールが存在する娯楽は、野球、サッカー、FPS、格ゲーみたいなのに限らず、ジャンケンでもTCGでも双六でも立派なスポーツ
※6
プロって言ってなくね?
eスポーツ実業団って言ってるから社会人野球といっしょでしょ
8
銀行員って言っても島根農協の金融部門だからITベンチャーと比べてそこまで劇的な落差はないんじゃないか?
もちろん将来的な安定性でいえば全然違うだろうけど
何かしらの実力を認められてそれに対してお金を払ってもらえればプロだと思うな。
野球やサッカーは実業って感じがあるが
マジックは虚業とは言わないまでも実業とは違うとおもふ
ウイイレのeスポーツチームがあっても実業団とは呼ばないだろうし
マジックなんて第4版のときにはもう知的スポーツってことで宣伝してたからな。今が知的が抜けてEが追加されたが。
※13
実業団はどこかの会社の社員だけからできてるスポーツチームってだけだから、実業は会社の事で、スポーツの内容の事ではないよ。
違和感違和感って何で自分の感覚が間違ってないと信じ込んでるんだ
野球だって昔は虚業だ、あんなのは日本の未来のためにならんと言われながらここまでやってきたんだから、頭の硬いおっさんなんてそんなもんよ。ちゃんとした論理があるならまだしも違和感だのなんか違うだのは無視無視
eスポーツってフットボールメンバーに選ばれなかったのが言い始めたってホント?
結構面白い記事だった
やっぱコーチは精神面も支えてなんぼなんやなあ
誰?って感じだが読んでいくと熱い思いが伝わってきた
頑張って下さい!
誰?って感じだが、読んでいくうちに熱い思いが伝わってきた
頑張って下さい!
スポーツ感与える為に低酸素濃度の部屋で行うとかしたらいいんじゃない?
ギャンブル作品みたいに極限状態での思考戦みたいな感じで
違和感ちとわかるけどなぁ。別に異を唱えたいわけじゃないし、盛り上がってほしいと思うけど。
かるた部とか将棋部が運動部になるんかなあみたいな感覚。
※23
単にスポーツってものを誤解してたからそう思うだけっしょ。
パンツを下着だって思いこんでるから、違和感あるのと一緒。
jampstartを10箱腕に抱えて走り幅跳びと垂直跳びで対戦するゲームがあるんですか?
サムネ《集団強制/Mass Manipulation》
※26
似てるw
カードに上手く見立てるネタ好きだわ。
こういう記事も上がるんか
確かに新カード情報や大会結果を載せるだけじゃ単調だし、読み物的なやつはちょこちょこ見たいな
16
違和感って言ってるくらいだし自分の感覚と違うって言ってるだけでそう呼ぶことが間違ってるって主張してるわけではないでしょ
※24
????!
ハチナイMTGが現実化してて笑うわ
読んでいくうちに熱い思いが伝わってきた!頑張って下さい!
31
ハチナイMTGって何のことです?
33
アカツキのつくってるハチナイってゲームのマジック動画
ハチナイ知らないってソシャゲしない人かな🤔
「MTGがうまいやつ」に対して何の感情も湧かないのがな・・・
知的スポーツの割に大会行ったらチンパンに遭遇するんだが
トレカのように企業の匙加減ひとつで環境がガンガン変わる遊びに競技性求められてもな・・
最近のMTG見てたら所詮遊びの域を出ないと強く思うね
チェスや将棋がスポーツ認定されないとまず無理だろうね
一部の人らが「スポーツ!スポーツ!」って言っても、大衆の理解が得られなきゃ普及はしない
チェスや将棋はスポーツ扱いされる必要無いくらいに単体で成り立つからな
別にmtgがeスポーツとされなくても問題無いだろうけど、認知度上げるのであれば流行りものには乗っかっておくのはいいかもね
業界では通用しないけど一般からは解りやすい資格みたいな
競技性の高いゲームでチェスや将棋に劣らないみたいに言ってると思わせちゃう言い回しやから反感をかうんやろ
ギャンブル的ゲームとかポーカーや麻雀みたいに扱ってれば誰も何も言わなかったと思う
要は胡散臭いんや
※37
チンパンジー舐めんなよ、知的だろうが
※41
それもそうだな
チンパンジーに失礼だったよ
ハチナイってリリースがクソ延期した割に長いこと続いてるよな
アニメも評判悪いのに
ボクシングと将棋を同時にやるようなものとかイキったこと言わなきゃなんでもいいよ
いいぞーこれ