【新規プレイヤー応援企画第3弾】自分だけのデッキを組もう!① ~強いカードの見極め方~ | イゼ速。:Izzet MTG News Flash

【新規プレイヤー応援企画第3弾】自分だけのデッキを組もう!① ~強いカードの見極め方~

 

こんにちは! アリーナのランク戦を走り回って眼精疲労なスガワラです。
新しく組んだデッキを使っていると、発見が多くてついつい没頭してしまいますね。

アリーナをプレイしている皆さんの中にも、
「既存のレシピを真似るにはワイルドカード不足」
「せっかくだし自分でオリジナルデッキを組んでみたい」
という方は多いのではないでしょうか?

そこで今回から数回に渡り、デッキを組むための基本をお届けします。

プレイヤー歴の長い方には今さら的な内容も多いかもしれませんが、新しくマジックを始めたお友達への助言などに役立てていただければ幸いです!

 

もくじ

■はじめに

■ご注意

■強いカードの見極め方 ①マナレシオ

■強いカードの見極め方 ②カードアドバンテージ

その1 基本編1
その2 基本編2
その3 応用編
その4 総合編

■強いカードの見極め方③ カード効果~除去耐性・回避能力~

■前編のまとめ

 

はじめに

構築でもリミテッドでも、勝てるデッキは
「単体で優れたカードを使っている」
「デッキ全体のバランスが優れている」
という2点が重要です。

言葉にすると当たり前のことですが、最初から自力で見極めるのは難しいもの。

当シリーズでは、「単体のカードの見方」「デッキ全体のバランスの整え方」といったテーマで、デッキを組むコツを紹介してまいります。

 

ご注意

本文に進む前に、誤解を招いてしまわないよう2つだけ前置きさせてください。

一つ、強いカードをバランス良く組み合わせたデッキが必ず勝てるわけではありません。マジックはプレイ技術・相手のデッキへの理解・デッキ同士の相性・時には運……といった多くの要素が絡み合っているゲームです。
当記事で紹介するのは、あくまで一つの観点であることをご了承ください。

もう一つ、マジックには例外を生み出すカードも豊富です。これから述べるのはあくまで一般論であり、その逆を突くことで意味を成すカードや戦術も多く存在します。
ただ、それら例外をひとつひとつ挙げるとキリがないため今回は割愛いたします。

以上を踏まえた上で、本文に進んでいただければ幸いです。

 

強いカードの見極め方 ① マナレシオ

クリーチャーを見比べるときに基本となるのが「マナレシオ」。マナコストに対するパワー&タフネス(略してP/Tの数字です。 

たとえば、《うろつくカラカル》《野生のマーカ》《誓いの守護者》はどれも2マナで、P/Tの合計が4。これらはマナレシオが等しいといえます。

まずは単純に、「よりマナレシオの良いカード」がないか探してみましょう。
具体的には、以下の2点。ここテスト出ますよ!

 

(1)P/Tの合計が同じで、よりコストの軽いカードがないか?

上の例で登場したクリーチャーは、どれも2マナでP/T合計が4でした。
ということは、(条件付きとはいえ)1マナでありながらP/T合計の変わらない《勇敢な海賊》《戦墓のグール》はより優れた「マナレシオ」を持つといえますね。

 

(2)同じコストで、よりP/Tの合計が大きいカードがないか?

2マナクリーチャーであれば、《クロールの銛撃ち》《茨の副官》のように、P/Tの合計が5となるクリーチャーも存在します。これらもまた、冒頭で例に挙げた合計4のクリーチャーよりも強いといえるでしょう。

同じ2マナクリーチャーでありながら、《クロールの銛撃ち》が《誓いの守護者》をブロックした場合、《クロール》だけが生き残ります。マナレシオが優れている方が有利に戦えるわけですね。

※例外※
パワーが0のクリーチャーについては相手ライフを減らすことができず、相手クリーチャーを倒すこともできません。この評価の仕方からは除外しておいたほうが無難です。

 

また、パワーやタフネスが変動するクリーチャーの場合は、書かれている通りのマナレシオでは評価できない場合もあります。たとえば《アダントの先兵》は実質3/1として運用できますね。

こんな風に、マナレシオを見るだけでもカードの強さを評価・比較できます。なお、もう少し厳密に言うと、一般的には

 マナレシオ=1マナあたりの効率=(パワーとタフネスの平均値)÷マナコスト

と定義されています。この公式を使って計算することで、たとえば

・《戦墓のグール》は(P/Tの平均2)÷コスト1=2
・《クロールの銛撃ち》は(P/Tの平均2.5)÷コスト2=1.25

……というように、コストもP/T合計値も異なるカードの強さも比較できますよ!(大きい値の方が優れたマナレシオということですね)

もちろん、マジックにはマナレシオが低くても効果が強力なカードも豊富ですし、上述の《戦墓のグール》と《クロールの銛撃ち》も、かたやデメリット・かたやメリットを持っており、一概に単純比較はできません。

が、カード選びに迷った時はまずマナレシオに注目してみましょう。

 

強いカードの見極め方 ② カードアドバンテージ

1)基本編1 自分のアドバンテージ

アドバンテージとは、直訳で「優位性」。ざっくり言えば、相手よりどのくらい得しているか?という考え方です。

たとえば、《予言》を唱えると、手札の《予言》が失われ、かわりに2枚を引くことになりますね。これは、合計で1枚分得した=アドバンテージを得た、といえます。

こうした、枚数で得をする形のアドバンテージを「カードアドバンテージ」と呼びます。

別な例を考えてみましょう。

突然ですが問題です。《管区の案内人》《女王湾の兵士》どちらも美人ですねマナレシオではどちらが優れているでしょうか?

 

……そう、《女王湾の兵士》ですね。「パワーとタフネスの合計が同じなら、コストが軽いほうが優秀」でした。

けれど、それぞれを手札からプレイした場合

「手札が1枚減って、そのぶん戦場が1枚増える(ここまで±0)」

「《管区の案内人》はその後、手札が1枚増える(+1)」

となり、カードアドバンテージの面では《管区の案内人》の方が有利とみることができます。

この他にも、たとえば《饗宴への召集》は1枚のカードからトークン3体を生み出すため、実質「1枚を失い3枚を得る」=差し引き2枚分のカードアドバンテージを得ています。ここテスト出ますからね!

このような、複数のトークンを作り出すカード継続して利益をもたらすカード(プレインズウォーカーなど)はカードアドバンテージを稼ぎやすいといえるでしょう。

 

2)基本編2 相手も含めたアドバンテージ

カードアドバンテージは、なにも自分だけが基準ではありません。
《精神腐敗》を使うと、自分の手札は1枚減るだけで何も得しませんが、相手の手札が2枚減ります。つまり、自分は1枚失ったが相手は2枚を失った=相対的には1枚得しているのと同じですね!

クリーチャーカードでも同じようなことが言えます。たとえば、《貪欲なチュパカブラ》は、出た時に相手クリーチャーを1体破壊します。

この場合、

・「自分の手札の《チュパカブラ》1枚が減って戦場に《チュパカブラ》が出て」(±0)
・「相手クリーチャーが1体死亡した」(相手-1)

となり、相手と1枚分のアドバンテージ差をつけています。

マジックではお互い初手が7枚・毎ターン1枚ずつドローしますよね。与えられるカードの枚数は同じだからこそ、相手のアドバンテージを失わせるカードは強力。使いこなすことで、有利にゲームを進めることが可能ですよ!

 

3)総合編

ここまで、アドバンテージについて「自分の枚数」「相手の枚数」という観点から見てきました。

しかし、ここでマナレシオの話も思い出してください。たとえカードアドバンテージを獲得できても、マナレシオで大きく劣るカードばかりを多用するのは危険です。


たとえば《隕石ゴーレム》。確かにカードアドバンテージは稼いでいますが、マナレシオの面では力不足。1)の最後で紹介した公式に当てはめると

3÷7≒0.43

と、かなり残念なステータスですね。

反対に、《老樹林のドライアド》は1マナにして3/3と抜群のマナレシオを誇りますが、相手に土地を与えるという形でアドバンテージを損しています。

このように、カードアドバンテージとマナレシオは、一方だけにこだわるともう一方が犠牲になってしまうことが多くあります。

・カードアドバンテージが稼げていても、そのコストで他のよりよい行動を取れるのでは?
・低コストでパワーやタフネスが強くても、カードアドバンテージを失っているのでは?

そんな視点で比較して、デッキに組み込むカードを選び抜いてみてください。

 

強いカードの見極め方③ カード効果~除去耐性・回避能力~

1)除去耐性

カードの評価の仕方は、マナレシオとアドバンテージだけではありません。《蔦草牝馬》を例に考えてみましょう。

《蔦草牝馬》を戦場に出すだけだと、カードアドバンテージは特に獲得していませんね。マナレシオは「まあまあ優秀」といったところでしょうか。

しかし、相手が手札に《溶岩コイル》《屈辱》のような、対象を指定する除去呪文を持っていたらどうでしょう?
「呪禁」を持つ《蔦草牝馬》は、それらの呪文をムダにしています。

ちょっと乱暴に言い換えれば、唱えられない呪文は無いのと同じ。カードを使わせないことで、目に見えない得をしているわけです。

この「呪禁」をはじめ、たとえばタフネスが高くて死にづらい、といった「除去されにくさ」、いわば除去耐性もまた、カード評価の基準です。

死ににくいということは、攻撃を繰り返して勝ちに近づけるわけですからね!

 

2)回避能力

《蔦草牝馬》にはもう一つ、「黒のクリーチャーによってはブロックされない」という能力もありますね。相手の黒いブロッカーを無力化することで、ゲームを有利にすることができます。

このような、ブロックされにくくなる能力をまとめて回避能力と呼びます。代表的なものは飛行威迫・「ブロックされない」など。トランプルも変則的な回避能力と言えるでしょう。

回避能力を持つクリーチャーは相手ライフを削りやすく、生き残らせれば勝利への貢献度は高め。防御に回ると活かせない場合もありますが、それを補って余りある活躍が期待できますよ!

こうした除去耐性回避能力も、マナレシオカードアドバンテージと同様、カードを見極めるときには欠かせない判断基準といえますね。

 

今回のまとめ

・カードを評価するときは「マナレシオ」「カードアドバンテージ」「除去耐性&回避能力」に注目!
「マナレシオ」はコストに対するパワーとタフネス。同じコストの中でなるべく優秀なステータスのカードを選ぼう。
「カードアドバンテージ」は枚数の損得。自分は得して相手は損させよう!
「除去耐性」で有利に立とう!攻撃を通しやすくする「回避能力」は特に便利!

では最後に、ここまでの内容をテストします。解答はすぐ後に書いてありますが、自分なりの答えを考えてから見てみてくださいね!

 

【問1】次の3枚の中で、もっともマナレシオが優秀といえるカードはどれか選びなさい。(マナレシオ以外の要素は考慮しないものとします)

 

 ア 《縄張り持ちのアロサウルス》


 イ 《むら気な長剣歯》


 ウ 《鉄葉のチャンピオン》

 


 

【問2】以下の3枚の中で、もっとも枚数面のカードアドバンテージを得られるといえるカードはどれか選びなさい。(マナコストの大小は考慮しないものとします)

 

 ア 《殺害》


 イ 《復活》


 ウ 《苦しめる声》

 


 

今回はここまでとなります!

次回からは、いよいよデッキ全体のことを見てまいります。お楽しみに!

17 コメント on 【新規プレイヤー応援企画第3弾】自分だけのデッキを組もう!① ~強いカードの見極め方~

  1. [101] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 15:59:45 ID:YzOTgxNjM

    アリーナはMOと違って高いカードが安い
    安いカードが高い

    だから電波デッキ組んでる余裕があんまりないんだよなぁ

  2. [102] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 16:08:50 ID:c1OTMxNzQ

    ※76
    MOとか安いからガチデッキに飽きたらお遊びデッキ回すの楽しいぞ
    ガチデッキ持ってれば高いパーツ大体揃ってるからな
    お遊びデッキでも意外と強かったらリーグ行ったり面白い
    ウィザーズは毎回千年嵐とか色々地雷カード作ってくれるから使ってみな

  3. [103] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 16:09:27 ID:czNjIyNjk

    アリーナはゲームってより作業だからな

  4. [104] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 16:24:04 ID:U3ODcxNTQ

    アリーナがコピーだらけなのはデイリーミッションを手早く達成して灯争大戦の為のゴールド収集目的だと思うぞ。
    コピーを倒したい場合は英雄譚を出すと派手な演出に戸惑ってミスプレイする人が割と多い印象。

  5. [105] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 16:43:12 ID:c2MjMwMDQ

    MTGとしては安いがDCGとしては高いってのが現状だからね…
    まぁサービス続けば何かしらの方法でカード作成の緩和があるんだろうけど
    現状はデイリー消化のために強いと言われるデッキのコピーだらけになるよね

  6. [106] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 16:57:33 ID:UwMzA0MTg

    溶岩の撃ち込み&夜の囁きみたいに、カードアドを失ってライフアドを得る(または逆)ってカードもあるし、まずはカードアドバンテージから知った方が他の理解もしやすいかもな

  7. [107] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 17:09:34 ID:cxNDI3NDc

    >98
    それはもちろん知っている
    高校で習う記号だろうと実際理解できてる人は多くないってこと
    問題なく伝わると期待していいのは理系民と大半の高校生、低学年の文系大学生くらいなんだよ

  8. [108] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 17:42:07 ID:czNjA2ODM

    107
    言いたいことはわかるけど高校で習う範囲の記号を「かなりローカル」って言うのはやっぱり違うのでは?

  9. [109] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 17:45:42 ID:UwNDEyOTE

    しょーもないことで争ってると、せっかく見に来てくれた新規の人も引いてまうで

  10. [110] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 18:00:50 ID:YwMDQzMTA

    たかだか高1レベルの数学記号に難癖をつけてローカル呼ばわりはさすがに草

  11. [111] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 18:07:46 ID:YzODMxNDE

    おっ、今日もやってるねぇ

  12. [112] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 18:14:24 ID:U3ODc3MDI

    ※107
    常用外漢字使ったらローカルだろってキレそう

  13. [113] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 18:28:03 ID:YzOTgxNjM

    高校生未満もいるんだなってわかってほっこり
    若い風が吹いてるのはいいことだ

  14. [114] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 18:41:10 ID:k3NDQxMzg

    コピーに見せかけて変化球を投げつけるのも楽しいぞ。
    律動からガルタを速攻付けて投げつけるのは最近楽しい。

  15. [115] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 19:18:55 ID:k1OTEyOTc

    これがアドバンテージの奪い合いか…

  16. [116] 名無しのイゼット団員 2019/04/08(月) 21:55:57 ID:c4ODA2MDE

    まぁ枚数=アドではないけどとりあえず枚数からでもいいだろ
    ライフレースやテンポとかはその後だな
    まぁ確かにリミテやるならここら辺知るべきだけどね
    アド損だけどチャンプしてたらライフレースで勝てる盤面なんざリミテならザラにあるし

  17. [117] 名無しのイゼット団員 2019/04/11(木) 00:48:28 ID:Q3OTYyMTg

    素晴らしい講座。
    アドバンテージについては、勝つ最後の一手までリソースが残ってればいいだけだから、自分のライブラリ・ライフ等全部含めて腐る分はいらない。
    でもこれは少し語られてるし、まあ相手がいてこそなので、この講座のようにほとんど自分の事だけで考えるなら札は一枚でも多い方がいいってことで。
    為になりました。

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