Magic Story『黄金夜の大魔道士』:人狼アーリン・コードの過去と恩師レンバートとの再会
日本時間の6月9日、マジック:ザ・ギャザリング日本公式サイトより背景世界記事であるMagic Story『黄金夜の大魔道士』(邦訳版)が公開されました。
未だ続く天使達の狂行を防ぐべく人狼のプレインズウォーカー、アーリン・コードは道を急ぎます。アヴァシンの加護を失った哀れな聖戦士達、その中にはかつて師と仰いだ大魔道士レンバートの姿がありました。
あらすじ
天使の血の臭いを嗅ぎ付けたアーリン・コードはラムホルトへと急いでいた。狂気に堕ちたアヴァシンが失われた今も、天使らの狂行は止まってはいなかった。聖戦士の角笛が森中に響く。元「黄金夜」である彼女はその意味を知っていた。
———
数年前。人狼であるアーリンが己が獣性をアヴァシンの加護によって抑えこむべく黄金夜の大魔道士を目指し、努力を重ね、そして遂に願いを叶えた日。師である大魔道士レンバートの立ち会いの下、彼女に黄金夜の象徴である大メダルが授けられたその時、突如教会に悪鬼襲撃の知らせが入る。レンバートと共にヘイヴングルへと急ぐアーリン。しかし既に町は業火に包まれていた。
悪鬼の攻撃が激しさを増す中、先陣を切っていた黄金夜の天使オレイリーと合流したアーリン。さっそく馬車の残骸にうずくまる少年を見つけるも、怯えてなかなか出てこない。オレイリーがアーリンを「大魔道士」と呼ぶと、少年は安心したのか崩れ落ちる馬車の残骸から間一髪脱出した。オレイリーは悪鬼に囲まれるも、アーリンに先に子供を安全な場所まで連れて行くよう諭す。
———
ラムホルトでは既に聖戦士の一団と一人の天使との戦闘が開始されていた。一団が天使を取り囲んではいたが、それでも狂気に身を任せる天使の方が優勢のようだ。しっかりと拘束しろ――そう指示しているのはレンバートだった。その姿に動揺し、隠れていたにも関わらず足元の枝を折ってしまうアーリン。音を察知した天使が顔を向けて笑う。怪物がそこにいる、と。聖戦士達が狼男の存在に気付きたじろぐと、その隙に天使は縄から脱出してしまった。弓を天使とアーリン、両方へと向ける聖戦士達。彼らを助けようとしたアーリンの前に立ちふさがったのはかつての師。彼女は本当は告げたかった。私はもう怪物ではないと。
———
子供をレンバートに押し付けオレイリーの下に戻ると、彼女は既に悪鬼によって追い詰められていた。剣を振るい何体かは退けたが、多勢に無勢。彼女はオレイリーの無事をアヴァシンに祈る。返事はない。オレイリーは自らの血に染まり、地面に叩きつけられる。アヴァシンへと祈る。彼女を救う力を。だが祈りも虚しく、何も起こることはない。天使オレイリーの悲鳴。気が付くとアーリンは獣人へと変貌していた。
悪鬼を切り裂く。切り裂く。切り裂く。そしていつの間にか、オレイリーの翼に噛み付いていた。駆けつけた聖戦士達がアーリンを天使から引き剥がそうと攻撃を仕掛けるも、全員を返り討ちにしてしまう。空へ逃れようと飛び立つオレイリーに追い打ちをかけるアーリン。彼女が再びオレイリーの肉に喰らいついた時、後ろから男の声がした。「アーリン?」。レンバートだった。首に下げられた大メダルが、人狼が彼女たる証明。悲嘆に暮れるレンバートだったが、被害を抑えるべく彼女へと刃を突き立てた――。
気が付くと彼女は見知らぬ次元にいた。次元渡り。彼女は初めて訪れた異世界の森で、自身を信頼することの重要性を知り、そこからくる完全なる獣性の制御を獲得した。数年後、イニストラードへと戻った彼女は殺してしまった聖戦士達の墓を回り、そして最後に恩師の下を訪れた。彼女を見たレンバートは怒り、彼女を黄金夜などではなかったと謗る。師から剣を突きつけられたアーリンは、抵抗しなかった。レンバートは重々しいため息と共に剣を下ろすと、二度と戻るなと叫んだのだった。
———
アーリンはいち早く事態を察知したが、警告は間に合わなかった。背後からの奇襲。縄から逃れた天使によってレンバートは宙へと引き上げられた。その手が光を帯び始める。見かねたアーリンはすぐさま天使に飛びかかり、噛み砕く。即死だった。負傷したレンバートに手を差し伸べる。彼女は人間へと姿を変えた。お前を許すつもりはないとレンバートはこぼす。そしてアヴァシンへと祈りを捧げた。アーリンは言う。アヴァシンはもういない、私達は互いの中に強さを見出さねばならない――と。
用語解説
ラムホルト/Lambholt[地名]
ケッシグ州の地域。ウルヴェンワルドの森を開拓して作られた。多くの住民は牧畜によって生計を立てている。
黄金夜/Goldnight[組織名]
アヴァシン教会における階級「空翔ける黄金夜/The Flight of Goldnight」の略称。ネファリア州エルゴート訓練場に位置する教会にして要塞、エンゲルトゥルムの尖塔を拠点とする怪物・異端狩りの実働部隊。主導者は天使ギセラ。
ヘイヴングル/Havengul[地名]
シルブールリンド川の河口に位置するネファリア州最大の港町。
関連リンク
『イニストラードを覆う影』物語アーカイブ – MTG米公式サイト
次元概略:イニストラード – MTG米公式サイト
プレインズウォーカー略歴:アーリン・コード – MTG米公式サイト
良い話だな?
アヴァシンが消えた今、天使の残党を狩れば事態は終息するのだろうか
異界月でエルドリッチなムーンがホニャララするとしてアーリンの活躍の余地とは
>>2
エルドラージとの戦いで活躍するはずだから(震え声)
なお、エムラやエムラの配下が相手なので精神攻撃がメインになる中、
フィジカル自慢の狼男が活躍できるかは怪しい模様。
>>3 狼男の獣性という狂気との付き合い方を学んで来たんだから、その手の精神攻撃には抵抗有りそうだし、ある程度は活躍出来そうな気がするけどな
アーリンさんもっと活躍していかないかなぁ…。
アーリンさんはどこにPWしたのか気になる、気になる
ナヤじゃないか?
話が意味わからん、他の人はわかるの?
ギセラとアーリンの一騎討ちとか期待してた。
なんで異界月でエムラがくるの前提になってるんですかね…
奇怪な突然変異
昔、狼男の呪いを解くためにアヴァシンの加護を求めて騎士を志した
だけどアヴァシンは呪い解いてくれなかった上に師匠にばれて化け物呼ばわりされて灯が覚醒
数年間を狼男として過ごすうちに自分を否定しちゃ駄目だって気づいて力を制御できるようになって帰還
その後は昔の仲間たちに懺悔して回ってたけど師匠は相変わらずツンツン
今、師匠のピンチに駆けつけて狂った天使を倒した
師匠!アヴァシン様はもういないんだよ!私たちの戦いはこれからだ!
だろ、なんでわからないんだ
人妻アーリンと見えてしまったのは自分だけじゃないよな?
まあこんだけフラグ立てれば多少はね?
全然関係ないやつが来て「なんだこのおっさん!?」ってなることに期待はしてる
イゼ速と日本公式の内容が違うってか、ここの訳の日本語色々おかしくない?
もしかして、タソガレ以外の人がこの記事書いてる?
異界月って
蒼ざめた月のことでしょ?
なお異界月のパッケージはリリアナ嬢の模様。
やつらは3体で来たのだ
レンバート「にどとくんな!」
月がクトゥルフチックなボスキャラで皆が狂気に堕ちる・・・
( 圭)
( 圭 )
エンジニアさんは石村へお帰り下さいw
しかし月の正体がエムラだったらまじでデッスペ3やね。
ひたすら読みづらいな
まともな翻訳家がほしいな
デドスペのアレが獄庫に見えるのは俺だけじゃないよな?
アリンコさんは物理で殴る系女子なの?
ビームとか撃ったりしない?
※10
何故異界月でエムラ登場説が多いかは、手がかりトークンのフレイバーテキストの暗号をタミヨウの日誌に書かれてる数字(スポイラー等で数字の組み合わせが実は幾つかある。)と組み合わせるとウギンの洞察力のFTが現れる。
結果、ウギンの洞察力にある「ウギンの懸念していること」とイニストラードに起きた異変が無関係では無いと分かる。
また、「ナヒリちゃん」の話で謎の石の製作者はナヒリ、また、ナヒリはソリンにエルドラージの件で恨みを抱いてる。
勿論エムラが出るとは限らないが、ここまで伏線を張って出ないのは流石に・・・という説が多い。
まあ先週だったかに出た翻訳されてない公式記事にエムラクールを連想させる言葉もあったらしいしほぼ確定なんだろうけど、正直今まで懐疑的ではあったわ
今みたいに来てるかどうかわからないどころか次元内にいたゼンディカーにイニストラードみたいな兆候なかったし
近くにいるならゼンディカーにすら未だ残ってる落とし子が一匹もいないし
ROEの後にナヒリが呼んだのなら、他にも諸々の機能があるとはいえ、以前は40年かけたエルドラージを呼び込む罠をウギン無しでほとんど短期間で作ったってことになるし
SOIにあるように生物を変形させるなら、ウラモグが封印中に吸血鬼を造れて一番強いエムラクールが何もしてないのはなぜだってなるしで
それとも自分が見落としただけで今までの話にそう言う描写あったかな
>>26
吸血鬼の件はわからないがエルドラージの三神はそれぞれ得意分野があって
エムラクールは生物を歪めることを特徴としているらしいから
イニストに起きている異変に関わっていても不思議ではない
ちなみにウラモグは塵化攻撃や疫病を使った単純な大破壊
コジレックは物理法則や精神を歪めるのが得意
江村「狼男もワシが育てた」
実際エムラ以外にうまい落とし所あるのか?せいぜいボーラスが暗躍してましたくらいだろう。
鴉の男は多少気になるが
一度狂気に堕ちて再び立ち直った者は強い。そういう話だと思った。
落とし子はいなくても謎の吹き出物の目玉や触手はいっぱい出てるけどね。
両面繋がりのガラクさんと対談して欲しい感
あっちは面晶体で治療しちゃったけど
これアーリン最後裸で師匠に手伸ばしてんだよな?
エロくね?
月=でっかい石=ナヒリちゃんがエムラクールを封じてる石棺説
※33
お前は、例え今が裸の女性だったとしても、目の前で獣の姿になり昔は仲間を今は天使を噛み殺したやつを見てエロいと思えるか?そう言うことだ
俺は興奮する
これは性癖エルドラージ兄貴ですね…
きっとリリアナをゲートウォッチに迎え入れることがイニ影の物語のオチ
黒誓い出してくれよ〜
手札捨て捨ておばさんの誓いとか絶対ろくなもんじゃねぇぞ
「ジェイスが傍にいてくれるなら、ゲートウォッチやってもいいわよ」
ストーリーまるで進んでなくて困った
いや、時系列的には進んだぞ。
アヴァシン亡き後のイニストラードがどうなっていくのか、その先ぶれという意味では。
※35
裏面形態で勃起する俺に隙は無かった
※41 申し訳ないがズーフィリアはNG
もう待ちきれないよ!(異界月を)早く出してくれ!
※22
自分がまともな翻訳家にならない限りはその願いは叶うことはない 何故か? ちょっと考えればわかる話だ
あらすじの文章が駆け足になるのは当然なんだよなあ。
最後は天使が捕まえていた師匠が谷に落っこちたが、木に引っかかって瀕死になり、アーリンがそこに向かった、というわけか
アヴァシンの白から本能・感情を認める赤緑への哲学の変化がセクシー…エロい!
タソガレニキがまとめてるのかまでは分からんが、毎度イゼ速の文章は良く要約されてるよ。
公式の翻訳記事の文章の難解さったら無いからなぁ。もうちょっと日本語らしく意訳してくれても良さそうなもんだが
Magic Storyの若月女史の翻訳が読みにくいとしたら、それはただあなたに読解力が無いだけです。
実際、あれほど読みやすい翻訳が読みにくいってのは物語読むのに向いてないよ、煽りじゃなく。
前回ジェイスの質問もそうだけど、もちっと掘り下げて読むべきなんだよな
サラッと書いてあることを読むだけじゃなくてその前後の文の流れとか必要性とか
アリンコはしばらくゲートウォッチには参加できそうにないなー。
プレインズウォークした先の話があるから新カードは出そうだけど
翻訳話題になってるけど、我はアヴァシンとか先立つ全てに(祖先の仮面?の話)とかちょっと辛かった、これは読めたけど
翻訳者がいつもと違ったんじゃないかと邪推してる