日本時間の10月20日、マジック：ザ・ギャザリング公式サイトより告知記事「スタンダード・ローテーションの見直しについて」が公開されました。詳細に関しては公式サイトをご参照ください。

ローテーションするブロック数が回帰

2014年8月25日、公式記事『変身』にて発表された現在の３ブロック（１ブロック２セット）制ローテーション。以前までは【１ブロック３セット＋基本セット】の計４セットが１組となり、計２組のうち古いほうが１年間ずつ「スタンダード落ち」を経験していました。今回の変更はその以前までのローテーション数に現在のセットを当てはめるものです。実質的な４ブロック制と言って差し支えないでしょう。

※セット名は仮称、発売時期についても前後する可能性があります。

2017年10月頃に発売されると思われる『HAM（仮称）』がリリースされると、一昨年に発売した４セット２ブロックが一気にスタンダード落ち。新たなローテーション方式では順次発売されていく５～８セットを使って構築を行うことになります。よって『戦乱のゼンディカー』は延びて約２年、『異界月』は約１年３ヶ月（短いようですが現行の期間と変化はありません）範囲内に存在することに。

移り変わりの速さが早くも問題化か

公式記事では今回の変更理由について、

しかしローテーションが年２回になることをお知らせすると、私たちは「スタンダードについて行くのが大変だ」というプレイヤーの皆さまの声を受け取り始めました。たしかに変化そのものは魅力的ですが、（様々な理由で）数ヵ月間スタンダードから離れてしまうだけで復帰が難しくなるのは事実です。そして年２回のローテーションをスタンダードの特長ではなく欠陥だと見るプレイヤーは増えていきました。

新規プレイヤーや復帰プレイヤーにそう思われてしまうのは、私たちの望むスタンダードの姿ではありません。スタンダードは長きにわたり、私たちが最もプレイヤーの皆さまを迎えたいフォーマットであり続けました。そして年２回のローテーションがその障壁になることがわかりました。

とユーザーの感じる不満を早期に解決するための方針転換、方針回帰であることが述べられています。インターネット上ではブロックによって使用可能期間が異なることに対する動揺の声と共に、ローテーションするブロック数自体が元に戻ることを素直に喜ぶ様子も多数見受けられました。

ソース

スタンダード・ローテーションの見直しについて – MTG米公式サイト