本日2016年4月8日、待望の新セットである『イニストラードを覆う影/Shadows over Innistrad』（略号：SOI）が発売となりました。『イニストラードを覆う影』は2011年発売のセット『イニストラード』の世界観を受け継いだ製品で、プレインズウォーカーであるソリン・マルコフを追って次元イニストラードを訪れたジェイスと、それを取り巻く様々な謎や不可解な現象がカードとして描かれています。

▲エムラクールの手掛かりを得るためソリン・マルコフのいるという次元イニストラードを訪れたジェイス。果たして彼を待ち受ける試練と運命とは？

▲その姿を消していたプレインズウォーカー、ナヒリがまさかの登場。何故彼女はかつての盟友ソリンと敵対しているのか、そのヒントはカードの中に隠されている。

また今回のセットではかつて存在したメカニズムである「両面カード」と「マッドネス」が復活。ルール周りを刷新することでマジックに新たな風を吹き込みます。

▲裏面にも印刷があり、条件を満たすことで「変身」する両面カード。旧『イニストラード』では別の姿形を取ることが一般的だったが、今回は「内面的変化」に着目したカードが多く見受けられる。

▲2002年発売のセット『トーメント』を初出とするキーワード能力が再び登場。ルール面の複雑さ故に通常セットでの再収録は難しいと思われていたが今回そのルール自体を微修正、見事晴れ舞台を飾る。

変更されたルールに注意しよう

今回のプレリリース以降、再登場した「両面カード」「マッドネス」に関するルールが刷新されています。（詳細はリリースノートをご確認ください）

両面カード： １．第２面の点数で見たマナ・コストが第１面と同じに 戦場において第２面状態である場合、その点数で見たマナ・コストは第１面に準拠します（第２面のコピーが生まれた場合は０）。《月の抱擁、アーリン》に《突然の衰微》は撃てなくなったわけですね。 ２．非両面カードを変身させた状態で戦場に出す場合は元の領域に留まる 例えば第２面を持たない《ヴリンの神童、ジェイス》をコピーした《クローン》が能力を起動した場合、それは追放された後その領域に留まります。追放領域においては単なる《クローン》に過ぎないからです。 ３．変身能力がスタックにある間に既に変身していた場合は不適用 同一スタック上に変身能力を複数積み上げたとしても、変身が適用されるのは一番上の一回のみとなりました。また遅延誘発型能力で変身する場合でも、その能力が生成された後に変身していなかった場合のみ変身が行われます。

マッドネス： 以前は追放領域を経由せずにカードを墓地に置くことも出来たのですが、今回の変更で必ず経由するようになっています。なので《ヴリンの神童、ジェイス》の変身条件である５枚目をマッドネスカードで満たす事は出来ないのです。

発売週にプロモを貰おう

『イニストラードを覆う影』発売に伴いプロモカードの配布が行われます。今週は是非最寄りの店舗でイベントに参加しましょう！

発売記念週イベント参加特典

ボックス購入特典

タルキール覇王譚、運命再編がスタン落ち

本日よりスタンダードフォーマットで使用可能なセットに『イニストラードを覆う影』が追加され、代わりに『タルキール覇王譚』『運命再編』が使用不可となります。愛すべき《包囲サイ》に別れを告げつつ、新たな環境へと挑む時なのです。

関連リンク

『イニストラードを覆う影』カードギャラリー – 米MTG公式サイト
『イニストラードを覆う影』リリースノート – 日MTG公式サイト