日本時間の7月21日、マジック：ザ・ギャザリング公式サイトより背景世界記事であるMagic Story『スレイベンの戦い』が公開されました。

駆けつけたゲートウォッチの仲間達と無事合流を果たしたジェイス。エムラクールを倒すべく力線のネットワークを手繰るニッサでしたが敢え無く失敗、周囲を異形の大群に囲まれてしまいます。その時、窮地の彼らを救わんと現れたのは聖騎士団……ではなく、大量の死者を引き連れた「彼女」でした。

あらすじ

仲間と合流したジェイスは早速エムラクールを打倒する手段を模索し始める。謎の石が作り出したネットワークを利用してニッサの次元接続を補助し、流れとしては前回を踏襲する。しかしその為にはエムラクールに接近する必要があった。

スレイベンへと進軍するゲートウォッチ。しかしその時チャンドラの動きが止まった。周囲には異形の大群とエムラクールの一部……広場の周囲を完全に塞がれている。接近を諦めこの場で印による次元接続を行うニッサ。異形の波を必死の思いで食い止めるギデオンとジェイス、チャンドラ。しかしニッサに絡みついた蔦――次元の端末の悪意は逆に彼女を地面へと引きずり込もうとする。遂には耐え切れなくなったニッサが接続を解除、気絶してしまった。全員での撤退は不可能、ならば誰か一人でも――ジェイスが言ったその時、突如ゾンビの軍勢が広場へと雪崩れ込み異形を数で圧倒し始める。そして現れる屍術師、リリアナ・ヴェス。

リリアナの助力を仰ぐジェイスと、死者達に不満を感じつつも共闘の姿勢を見せるギデオンとチャンドラ。しかしニッサだけはそれを受け入れる事ができない。それでもリリアナは高圧的な態度を崩さないまま四人に「協力」を申し出るのだった。

用語解説

ラヴニカに寄り道して飯か？/Make a stopover in Ravnica for snacks?[発言]
ジェイスのギデオンに対する軽口。各次元における食生活の描写は決して多くはないが、ラヴニカにはジェイスの発言から少なくともコーヒーが存在する。そしてその第二地区ではリリアナとジェイスがいちゃいちゃ再会し、そして二人とギデオンが初めて出会ったミレーナという予約限定の高級料理店が営業している。

筋肉/meat[人物]
リリアナのギデオンに対する蔑称バリエーション。もはや肉そのもの。他には「生焼けの牛肉みたいなの」や「歩く解剖学図」がある。

関連リンク

『異界月』物語アーカイブ
『イニストラードを覆う影』物語アーカイブ
次元概略：イニストラード

ソース

スレイベンの戦い – MTG米公式サイト